お悩みの原因をしっかり診断・把握し、
決して見切り発車の治療はしない

— 今までのご経歴と入れ歯（補綴）の道を志したきっかけを教えてください

平成8年に、大阪歯科大学を卒業し、平成9年に大阪歯科大学欠損歯列補綴咬合学講座という入れ歯を専門に治療を行う講座に、大学院生として入局しました。
4年間そちらで研究を行い、卒業し、歯学博士になりました。
その後大学病院で５年ほど勤務し、以降も様々な歯科医院で勤務をしたのちに、現在の歯科医院を平成18年に開業しました。
父親が歯科医師で幼い頃からその仕事ぶりを見て、お口の中の治療というものに非常に興味がありました。他の医療とは違い、お口の中に物を作り、その物で患者さまの悩みを解決していくという方法に、仕事として魅力を感じたことがきっかけです。

— 医院での入れ歯治療の特徴と心がけていることは何ですか？

全ての歯がない総入れ歯の状態から、部分的にご自身の歯が残っている部分入れ歯の状態まで、様々なパターンがありますが、そのパターンによって気をつけなくてはいけないポイントというものも異なります。まずはそれをしっかり診断して進めていくことが重要です。
患者さまにとっての悩みは、噛めない・痛い・ゆるい・見栄えが悪いなどというものがあり、患者さま自身の思いや言葉が相談として寄せられます。そのため、そのお悩みに対して、その原因はどこにあるのかということをしっかり診断する、決して見切り発車で治療を開始しないということを大切にしています。
たくさんのお悩みを抱えている方もいらっしゃいますが、その中でその患者さまが一番悩んでいることは何なのか、何を大切にするのかということも異なります。
最初はお悩みを十分に言葉にできないという場合にも、時間や機会を重ねる中で話すことができることもあります。
そのため最初のカウンセリングで十分に患者さまのお気持ちを聞く、ということを心がけています。

— 医院全体の雰囲気や特徴はどのような感じですか？

歯科の治療は、歯を削ったり、歯石をとったり、型取りの材料をお口に入れたり、患者さまにとって楽しいようなことはありません。
しかし、患者さまはその辛い治療を乗り越えてでもお悩みを解決したいという強い気持ちがあるからこそ通院をしてくださるのだと思っています。
そのためスタッフには、患者さまは治療にあたって色々な辛さを我慢しているのだから、治療の時の患者さまへの気遣いやお声がけは、歯科医師である自分はもちろん、歯科衛生士やスタッフであろうと、行っていこうということをスタッフと常に共有しています。

— 入れ歯でお悩みの方へ一言お願いします

入れ歯のお悩みは、自然に治るものではありません。入れ歯の治療については、まず相談をされることをオススメしています。ハイライフでは最初にまずしっかりと１時間、相談の時間をとらせていただいています。まず患者さまのお悩みをしっかりとお伺いし、その時間の中でできる診断を行い、こういった治療ができるのではないかというご提案を、なるべく初診の際にするようにしています。その説明を聞いてから、考えていただければ良いと思っています。
初診相談をしたら絶対に治療を決めなくてはいけないというものではありません。最初は相談だけで良いので、ちょっと話だけでもという気持ちで結構です。
現在の入れ歯をご持参いただき、どんなことで困っているかということをお話いただくことをおすすめします。

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