入れ歯に不具合があり使用していない人、
食事の時しか使用していない人が多い

— 今までのご経歴と入れ歯（補綴）の道を志したきっかけを教えてください

1999年に東京歯科大学を卒業し、義歯を勉強する講座である補綴第一講座に入局しました。
そこで現在も一緒に仕事をしている杉山先生をはじめ、多くの先輩に出会いました。働くうちにやりたいことが次々に見つかったため、2003年に今の診療所の前身であるクリニックを開業しました。
開業して最初に感じたことは、入れ歯に不具合があり使用していない人、食事の時にしか使用していない人がとても多いことを実感しました。入れ歯は本来体の一部ですから、義手や義足と同様に入っていて当たり前のものだと思います。
それが使用できなかったら大きな機能障害になりますし、実際に入れ歯がしっかりと使用できずに糖尿病などの内科疾患になっている方も多く見受けられます。
当方は開業し地域に根差した医療を提供すると決めた以上、入れ歯でも良く噛めるようにするという事は歯科医師にとって必要な能力だと考え、取り組むようになりました。

— 医院での入れ歯治療の特徴と心がけていることは何ですか？

どのような経緯で現在の状態になったかをしっかりと調べ、今後悪化することがないようにする事からはじめております。
入れ歯を作ることは勿論ですが、歯や口腔の環境を良好に保つ事がずっとできるようにお手伝いさせて頂いております。
そのために治療の部屋、歯周病治療の部屋、食事等の相談の部屋など、行う内容別に部屋も分けてお待ちしております。

— 医院全体の雰囲気や特徴はどのような感じですか？

当院は家族全員で通える予防歯科を目標にしております。大人と子供の診療室を入口から分けていますのでお子様連れでも気兼ねなくいらしていただけます。　
診療を担当する歯科医師、口腔内の予防処置や保健指導を行う歯科衛生士、食事の相談をしていただける管理栄養士、全て担当制で同一の職員が担当させて頂きます。
また成人の方の診療は治療、予防処置、食事相談等全て個室内で行っております。

— 入れ歯でお悩みの方へ一言お願いします

入れ歯で悩まれている方は多くいらっしゃると思いますが、悩んでいても良くなることはありませんし、その間に体調を崩してしまうことも多いかと思います。
まずはお気軽に相談にいらしていただき、現状で何が問題なのか、どうしたら改善するのかを一緒に考えさせてください。何でもおいしく食べられる入れ歯を目指し一緒に歩んでいきましょう。

院長インタビュー