2021.06.25

口内炎が痛くない!?舌癌?口内炎?正しい見分け方

口内炎がなかなか治らない!口内炎がいつもと違う!何か悪い病気なの?
今回は、口内炎と舌癌の違いや、舌癌の原因など、くわしく説明していきたいと思います。

ハイライフオンライン診療ページへ

1.舌癌とは

舌癌とは、口の中にできる癌の中で最も多く発生します。全口腔癌の約50%以上を占めています。
舌癌は、癌患者の中での占める割合は全体の2%程ですが、口腔癌にかかる人は、日本で年間7000人と増加傾向です。現在は子宮頸がんの患者数を上回っています。
この数は、30年前と比べると、約3倍に増加していて、今後も更に今の1.5倍以上の人がこの病気にかかるとされています。

1-1. 舌癌になる人の4つの特徴

舌癌の発生率は、年間約2000人で、統計を調査すると、次の4つの特徴が見えてきます。

・男女比は2:1で、女性に比べ、男性に多く発生。
・年齢層は、50歳代~70歳代に多い。最近では10歳代~20歳代の若い世代にも見られる癌。
・口腔癌の多発地域は日本では九州や沖縄など南方面。海外では、東南アジア、特にインドは発生数が第一位。
・舌癌は比較的治りやすく、早期であれば80%~90%完治する。

1-2. 舌癌の6つ症状

初期の舌癌は、大きな症状の変化はありません。主な舌癌の症状を知って、お口の中の小さな異変を、いち早く察知しましょう。

・発生部位は舌の両側部が約9割で、残りは舌の表面や舌の裏、舌の先端部分に発生。
・初期の舌癌ではあまり自覚症状はなく、舌の表面がザラザラしたり、白い斑点のようなものができる場合がある。
・初期ではあまり痛みはなく、病状が進行すると、徐々に舌の特定の部分が痛み出したり、食べ物がしみたりする。
・治りにくく、粘膜のただれや潰瘍が舌にでき、出血や口臭を伴うこともある。
・進行すると、ザクロのような潰瘍となって、周辺にしこりができるようになる。
・腫瘍部分が広がると、耳が痛くなる。話しづらくなり、食べ物を飲み込むのに時間がかかるようになる。

2.舌癌になる原因とは

舌癌の原因は、大きく2つに分けられ、次のようなことが考えられます。

2-1. 刺激物による舌癌の原因

舌癌の原因は、たばこ、アルコール、香辛料などの刺激物によると、言われています。
舌癌の発生率が第一位のインドや、東南アジアでは、香辛料を日々の嗜好品として摂取していたり、強い酒を飲む習慣や、かみタバコを好んでいたりとの共通点があり、舌癌との深い関わりが見えてきます。
たばこや、お酒の量が増えるほど、危険度は高くなります。たばこを吸わず、お酒を飲まない人対して、15倍も口腔癌になりやすいという、調査結果があります。

たばこの写真

2-2. 口腔内の環境による舌癌の原因

合わない入れ歯や被せもの、歯並びが悪いなどが原因で、いつも決まった場所が舌にあたり、長い間刺激を与え続けることで、癌の発生を促進する可能性があります。
実際に、それらが舌にあたっている部分の周辺に、舌癌が発生している例があります。
また、虫歯や歯周病など、口腔内を不潔にしていることが原因とも言われています。

3.口内炎と舌癌の見分け方とは

口内炎はいくつかの種類に分けられますが、舌癌の初期はアフタ性口内炎※の症状と似ている為に、舌癌にかかった人の多くは、「初めは口内炎だと思っていた。」と多くの方が仰います。
そのため、口内炎と思っていたら、「舌癌の初期だった」とのケースが少なくないのです。ここでは舌癌と口内炎の見分け方を説明します。

※アフタ性口内炎とは
口内炎のなかで最も多いもので、口の粘膜のいたる所にできます。直径2~10㎜の円形または楕円形で表面は白く、周辺は赤くなっています。複数発生することも多く、普通は1週間~2週間程度で、自然治癒し、残りません。
口内炎

3-1. 「4つの舌癌の見分け方」

1.潰瘍の形状
・口内炎は赤く縁どられた円形の白い潰瘍ですが、舌癌は縁がギザギザしていて、境目がはっきりせず、いびつな形をしている。
2.しこり
・口内炎は潰瘍の周辺が赤くなるのに対し、舌癌は、潰瘍が硬いしこりとなる。
3.痛み
・口内炎は、痛みを強く感じることが多く、舌癌は初期には自覚症状が殆どなく、痛みも軽い。痛みがでた時は、全体的ではなく、部分的に感じるのも特徴。
4.治る期間
・口内炎は、2週間~3週間ほどで完治する。それ以上治らない場合は舌癌の可能性がある。

4.舌癌のセルフチェック方法

口腔癌は、癌に移行する可能性のある、前がん病変(癌になる一歩手前の状態)の、白板症(口の粘膜が硬くなり、その部分が濃い白いまだら模様になる病気)・紅板症(口の粘膜が薄くなって、鮮やかな紅色の潰瘍などになる病気)があります。
舌癌は早期で発見すれば、比較的治りやすく、80%~90%が完治し、舌も温存することができます。内臓の癌と違って、自分の目で見て確かめられる場所でもあるため、自己チェックで小さな異変にも気づくことができます。

チェック前の準備

お口全体を良く観察できるように、明るい場所で置き鏡を用意しましょう。
入れ歯が入っている方は、必ずはずします。
親指と人差し指にガーゼやティッシュを巻いて行うと、スムーズです。

チェックの項目

・口の中の粘膜に赤くただれた所や、白く斑点になっている所はないか。
・なかなか治らない潰瘍や、硬いしこりはないか。
・入れ歯や、欠けた歯などが、いつも強くあたっていて、傷になっている場所はないか。
・舌を動かした時や、指で触った時に、違和感や気になる所はないか。

チェック項目

チェックの手順

・上下の唇をめくって、内側の粘膜、歯茎をチェックする。
・左右の頬を順番に引っ張り、頬の内側の粘膜をチェックする。
・上を向き、上顎部分のチェックをする。
・舌を大きく出して表面をチェックする。
・舌を上に上げて、舌の裏側のチェックをする。
・舌の左右の舌縁を奥の方まで、チェックする。

1ヵ月に一回程度、上記の手順でお口の中をよく観察しましょう。
粘膜の色や、指で触った感触、できものがないかなど、細かくチェックしていきましょう!

5.その他の口腔癌や舌の病気

舌の病気は舌癌や口内炎だけではありません。他の舌の病気について説明します。

5-1. 舌癌以外の口腔癌

舌の病気は舌癌や口内炎だけではありません。他の舌の病気について説明します。

1.歯肉癌(歯茎にできる癌)
2.頬粘膜癌(ほっぺたの粘膜にできる癌)zzwzq
3.口底癌(舌と下あごの歯茎の間にできる癌)
4.上顎洞癌(上あごの上にできる癌)
5.口蓋癌(口の中の天位部分にできる癌)

5-2. 舌癌以外の舌の病気

「外傷性舌炎」
とがった歯や、合わない入れ歯などにより、舌に傷がつき、その部分が細菌感染して、赤く腫れて痛みを伴います。舌癌などの病気との区別が必要なため、早めに口腔外科への受診が必要です。

「萎縮性舌炎」
舌の粘膜が萎縮する病気です。舌の表面が平らになり、赤く腫れ、潰瘍ができます。焼けつくような痛みも特徴です。
原因は加齢や、糖尿病、貧血などがあります。異常に気が付いたら口腔外科を受診して下さい。

「ペラグラ性舌炎」
食事の偏り、慢性アルコール中毒のために生じる舌炎です。赤く腫れ、痛みが起こり、やがて萎縮していきます。

「舌カンジダ症」
抵抗力の低下や、抗菌薬やステロイド剤の使用などのために生じるもので、もともと口の中にいるカビの一種です。舌の表面に、白色の苔(コケ)のようなものがつきます。
原因となる薬を中止し、内服の治療を行います。

「舌繊維腫」
舌の良性の腫瘍で、口腔内の粘膜に生じることが多く、舌では先端部分や舌側縁部にできやすいようです。一般に中高年女性に多く発症します。
治療は虫歯、被せもの、入れ歯などの刺激物の除去なども行います。

「黒毛舌」
舌の表面が黒くなり、毛のようなものが生えているのが黒毛舌です。舌表面にピリピリした感じの症状があります。抗菌薬や、糖尿病が誘因となったり、
タバコ、飲食物により舌の表面が黒色に変化することもあります。

まとめ

お口の中の病気を早期に知るには、日頃のセルフチェックが重要になります。
口内炎がすぐに治らないなど、いつもと様子が違うと気がついたら、悩む前に早めに口腔外科で診察を受けましょう。

補綴(入れ歯/ブリッジ/かぶせ物)の専門歯科医師との無料相談実施中

歯が抜けて長く悩んでいたり、歯が抜けてしまいそうで専門の歯科医師へ相談してみたいけど、どこへ相談してよいかわからない方など、まずはハイライフグループへ無料で相談されてみませんか?

ハイライフでは、補綴(入れ歯/ブリッジ/かぶせ物)専門歯科医師が全国で無料相談を実施しています。また、この度『オンライン診療』も開始しました。
(「不要な外出は避けたい!」「遠方でまずは相談」という方は、ぜひご利用ください。)

無料初診相談をご希望の方は、以下の「お申し込みページ」もしくはお電話にてお申込みください。※予約制
入れ歯/ブリッジ/かぶせ物など歯が抜けた(抜けそう)で、お困りの方はお気軽にご相談ください。

ハイライフグループは、国内最大の入れ歯専門歯科グループです。専門の歯科医師があなたに合った治療方法をご提案いたします。

【監修・執筆】ハイライフ編集部監修

【監修・執筆】ハイライフ編集部監修
所属:ハイライフグループ
略歴:

ハイライフオンライン診療ページへ

無料初診相談のご案内

ハイライフの入れ歯治療は、初診で約1時間の検査を行いお悩みの原因を把握してから治療に進みます。現在のお悩みやご要望、お身体の状態などをじっくりお伺いして、お口の状態や、事前に治療が必要になる箇所、お悩みの原因になっている部分などを診察します。
診察結果を元に、治療方法、期間、費用をご説明させていただき、患者さんに十分に検討頂いてご納得されてから治療の開始となります。

初診料金 無料(〜90分) ※レントゲン/歯周病検査が必要な場合のみ、別途〜¥5,000程度かかります。