2021.08.27

保険で前歯を差し歯に!歯医者に行く前に知っておきたい費用と特徴

保険で前歯を差し歯に!歯医者に行く前に知っておきたい費用と特徴

前歯は見た目に大きく関わる部分です。前歯が虫歯だったり欠けてしまうと、顔の印象が悪くなってしまいます。どんなに立派な服を着ていても、せっかく化粧をしていても、口元から覗く前歯が汚くては台無しですよね。
もし前歯が欠けてしまったり虫歯になってしまったら、なるべく早めに治療をしましょう!でも「白い歯って何だか高そう」だと不安を感じる方も多いですよね。
でもご安心ください。前歯は保険内でも白い歯にすることができます。もちろん、予算があるなら保険外をご検討されることも良いと思います。
今回は、前歯の差し歯にかかる費用と特徴について、詳しくご説明いたします。

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1.前歯の差し歯の大切さ
(前歯のどこまでが目立つ範囲か)

前歯は、会話をする時、食事をする時、ほんの少し口を開けただけでも必ず見える部分です。特に犬歯(糸切り歯)までの上下12本は、数も色も揃っていないと不自然に見えてしまいます。
前歯が虫歯などで欠けてしまったら、早急に歯科医院に行き治療をしましょう。
最初は応急処置で仮歯をつけるのが一般的です。
仮歯はレジンを固めて作ります。仮の歯とは言え意外と何でも噛めますし、色も人によっては自分の歯とさほど変わりなく使える方もいます。
仮歯は歯科医師が作成することが一般的ですが、歯科技工士が常駐している歯科医院では、技工士が仮歯を作ることもあり、精度の高い仮歯を入れることも可能です。
ですが、仮歯はあくまでも仮歯。材質や色合いなどは、しっかり作り込んだ補綴物とは雲泥の差です。時間はかかってもしっかりと治療をするようにしましょう。

2.前歯を差し歯にする方法と注意点

差し歯とは歯の根が残っている部分に土台を作り、被せ物を作ることです。
(※根が残っていなくても、インプラントをすれば根が残っている場合と同じ様に被せ物を作ることができます。)
差し歯をする場合は、先に根の治療をすることになります。根の中の汚れを取り除き、綺麗にしてから土台を立てます。
根の治療は、膿が出ていたり汚れがひどいとなかなか終わらないので、完了するまでに数カ月を要する方もいます。なかなか治療が先に進まず、途中で投げ出したくなる方も多いようですが、ここは根気強く治療を続けるようにしましょう。
土台を立てたら、被せ物の作成に進みます。前歯の差し歯で一番重要なのは色合い。他の歯との兼ね合いで色を決めていきます。
色見本だけを見ていると、どうしてもパールのように白い歯にしたくなる方が多いのですが、実際に自分の口の中に置いてみると白すぎて浮いてしまうこともあります。
1本だけ白すぎるのは逆に目立ってしまい変なので、必ず自分の歯の色に合ったものを選ぶことをお勧めします。

・歯の根の治療ついては、以下の記事で詳しく説明しています。
確実な歯の根の治療を!歯を長持ちさせる根管治療に必要な3つのこと

3.保険の差し歯の特徴と費用

前歯を差し歯にする際、大きく分けて選択肢は2つあります。保険内で行うか、保険外にするかということです。
どちらが良いか、という正確な答えはありません。保険内のものも保険外のものも、費用だけでなく様々なメリット・デメリットがあります。

3-1.保険内で作れる前歯の差し歯

「歯にあまりお金はかけたくない!」と考えている方は少なくないですよね。
メンテナンスが得意ではない方や虫歯になりやすい口腔環境の方は、あまり高額な差し歯を作成してもまた治療をすることになるともったいないので、費用を抑えた保険内のものの方が安心、という場合もあるかと思います。
保険内だと、費用は1本3,000円~8,000円程度で作成できます。主治医や歯科衛生士と良く相談して決めるようにしましょう。

硬質レジンジャケット冠

硬質レジン

3,000円~5,000円くらいで作成できる「硬質レジンジャケット冠」は、レジンのみで作られています。
年数が経つと少しずつ黄ばんでくるのは避けられませんが、金属を使うよりも費用を抑えられるのが魅力だと言えます。
耐久性も金属に比べると劣りますので、硬いものを良く食べる方は注意しましょう。
「硬質レジンジャケット冠」は、真ん中から奥に数えて4番目の歯まで適用されます。

硬質レジン前装冠

硬質レジン前装冠
「硬質レジン前装冠」は表の部分はレジンで覆われていますが、裏は金属になっています。
したがって、レジンのみで作られた「硬質レジンジャケット冠」に比べて耐久性にも優れています。金属を使っているので、レジンのみの「硬質レジンジャケット冠」よりも費用は少し高めの5,000円~8,000円程度になります。
適用されるのは、最も目立つ前歯の部分、真ん中から数えて3番目の歯までになります。

低予算で耐久性もある…となると良いことばかりなような気がしますが、もちろんデメリットもあります。
年数が経つうちにレジンと金属の境目が次第に目立ってきてしまうので、あまり長持ちはしません。また、ベースに使われている金銀パラジウム合金が唾液などでイオン化して溶け出し、歯ぐきを黒く変色させてしまうこともあります。
これは、見た目だけでなく、金属部分が溶けだしたことでできる隙間部分が虫歯になりやすい、ということでもあります。こういったデメリットもきちんと考慮して、作成する差し歯を決めましょう。

4.保険外の差し歯の種類・特徴・費用

予算に余裕があるなら、保険外の差し歯もお勧めです。
前歯は見た目に大きく影響してくる部分ですから、審美性や耐久性にこだわる方も多いのです。
保険外になると、もちろん保険内よりも価格は高くなり、数万円するのが普通です。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッド
費用は4万円~と、保険外の差し歯の中では比較的低予算で作成できます。
金属の土台ではありませんが、素材自体に強度があるので耐久性も高いのが魅力。レジンにセラミックの粒子を練り合わせた素材「ハイブリッドセラミック」を使っています。
金属を使用していないので、金属アレルギーの方でも安心ですが、レジンの部分は経年変色は避けられないということを覚えておきましょう。

オールセラミック

オールセラミック
審美性の高さに定評がある「オールセラミック」は、レジンを使わずすべてセラミックで作られています。
レジンのように、着色や経年変化による変色もありません。すべてセラミックなので、金属を使うことによる歯茎の黒変などのトラブルもなく、より美しさを求める方にお勧めです。
色も、既存の歯と同じ色合いに作成することが可能なので、差し歯だとは分からないくらい自然に仕上がります。価格は少し高額で、8万~が一般的です。

メタルボンド

メタルボンド
内部は金属で、表面をセラミックで覆ったものを「メタルボンド」と言います。
価格は8万~15万円くらいになります。オールセラミックと同様に素材に汚れが付きにくく、経年変色がありません。金属を使用している分、耐久性に優れています。

ジルコニアクラウン

ジルコニアクラウン
前歯にも奥歯にも使える「ジルコニアクラウン」は、10万~20万円程の高額な素材です。
生体親和性の高いジルコニアを内部に使い、それをセラミックで覆っています。人工骨にも使われるほど身体に合う素材なので、金属アレルギーの方などには特にお勧めです。
また、ジルコニアはセラミックなので、溶け出すことはありません。歯と歯茎の境目が変色する心配がありませんし、表面はセラミックなので着色や経年変色も避けられます。
ジルコニア素材にセラミックを焼き付けることで、より透明感のある仕上がりになります。

まとめ

いかがでしたか?前歯の差し歯にかかる費用を、保険内保険外に分けてご説明いたしました。
1万円以下でできる保険内の差し歯は費用面ではとても魅力的。
予算をあまりかけたくない方にはお勧めです。一方、保険外の差し歯は、費用はかかるものの、耐久性や歯の持ちを考慮すればそれほど高いわけではないでしょう。コーヒーや紅茶を良く飲む、喫煙習慣がある…といった、「着色しやすい生活習慣」を送っている方は、特に変色しにくい保険外の歯が魅力的に思えるのではないでしょうか。
前歯は顔の印象を左右する大事な部分です。歯科医師とよく相談して、最善の方法を選んでください。

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【監修・執筆】ハイライフ編集部監修

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