2022.06.27

ブリッジ治療を選択する2つの利点と7つの欠点

ブリッジ治療を選択する2つの利点と7つの欠点

歯を失ってしまった時に、ブリッジ治療がありますが、他の入れ歯やインプラントなどの治療法と比べて、どのような利点・欠点があるかご存知の方も少ないと思います。
今回は、ブリッジ治療について費用まで詳しくご説明いたします。

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1.ブリッジ治療とは?

ブリッジの説明
歯が抜けてしまった場合や、治療でやむを得ず歯を抜いた場合に、失った歯の部分を補うための治療法です。失った歯の両隣の歯を削って被せものを装着するための土台をつくり、橋渡しをするようにして人工の歯を入れる方法です。
ブリッジは、両隣の歯が残っている場合に適用となるので、歯を失った本数が少ない場合に有効です。失った歯が複数歯ある場合は、残っている歯の状態や位置などによって可能です。

・奥歯が抜けてしまった場合ついては、以下の記事で詳しく説明しています。
奥歯が抜けた!部分入れ歯?インプラント?ブリッジはできる?

2.ブリッジの利点

2-1.装着時の違和感が少ない

ブリッジは、両隣の歯を利用して、完全に固定してしまうため、装着時の違和感が少ないのが特徴です。自分の歯と同じように使用する事ができます。
歯を失ってしまった場合には、取り外し式の入れ歯を入れる方法もありますが、ブリッジと比較すると違和感がとても大きいのが難点です。

2-2.安価(保険が適用になる)

ブリッジは保険が適用になるので、安価で作成する事ができます。ただし、審美面に優れたセラミックブリッジなど保険適用外のものは、高額になります。

3.ブリッジの欠点

3-1.土台となる歯を削る必要がある

失った歯の両隣の歯を被せものの土台として使用するため、削る必要があります。土台となる歯にするためには、大きく周りを削る必要があります。
それだけ、その歯の寿命を短くしてしまう事になります。特に、健康で全く問題の無い歯を削ってしまうのは、もったいないものです。

3-2.支えとなる歯にかかる負担が大きい

実際には歯が無い部分にかかる負荷が、両隣の支台歯(支えとなる歯)にかかる事になります。
支台歯に歯周病がある場合には、歯が負荷に耐えきれない可能性、歯周病が悪化する可能性があるため、適用できない場合があります。

3-3.周りに汚れが溜まりやすい

ブリッジは、取り外し式の入れ歯と違って、常に固定されている状態のため、周囲に汚れが溜まりやすくなります。
特に実際には歯が無い部分(人工の歯)の歯の下には汚れが溜まりやすく、汚れを放置しておくと支台歯に悪影響を及ぼします。

3-4.保険適用のブリッジは、経年劣化しやすい

保険に使われる材料は、金銀パラジウム合金と、白い部分はプラスチックが使われています。
ブリッジは安価で作成できる事が利点ですが、安価な保険適応のものは、時間が経つと劣化し、変色したり、外れてしまったりする事があるので、作り替えが必要な場合があります。

3-5.審美性に劣る

保険ブリッジの場合には、前から数えて3番目の歯(犬歯)までしか、白い材料が使えません。
前から4番目の歯(小臼歯)以降は、銀歯になります。笑った時など、大きな口を開けた時に見える位置にありますので、審美性に劣ります。
※硬質レジンジャケット冠を使用すると4番目まで白い歯が可能ですが、強度的に問題があるためあまり使用されません。
前から数えて3番目の歯(犬歯)までしか、白い材料が使えません

3-6.一箇所でも被せものが外れた場合や、虫歯ができた場合には、全てをやり直さなければならない

ブリッジは、支台歯部分(支えとなる自分の歯)と人工の歯が、全て一体型になっている大きな被せものです。どこかに不具合がでてしまった場合、全て外してやり直さなければなりません。

4.ブリッジに必要な治療費

ブリッジの治療費は、保険適用の治療を行うか、自費診療を行うかによって大きく異なります。
ブリッジは保険適用の治療方法であれば、安価である事が利点ですが、経年劣化しやすく、審美性に劣ります。その欠点をカバーできるのが自費診療での治療方法になります。

4-1.保険適用の場合

保険適用のブリッジは、欠損している歯の本数・位置・材質に制限があります。本数や位置によって金額は異なります。
<金額の目安>(保険治療3割負担の場合)
欠損部位が前歯1本の場合:約21,000円
欠損部位が前歯2本の場合:約38,000円
・前歯の場合、欠損部位が下の前歯で犬歯を含まない場合は、連続して4本まで保険適用になります。
その場合、欠損歯が1本増えるごとに5000円程度高くなります。
欠損部位が奥歯1本の場合:約11,000円
・奥歯は、条件によって2本欠損まで、保険適用になる場合があります。

4-2.自費診療の場合

自費診療の金額は、歯科医院が決める事ができるので、歯科医院によって多少の金額の差があります。
欠損歯が1本で3本連結のブリッジの場合、15万〜30万になります。欠損歯の本数が増え、連結本数が増えると、金額も大きくなります。
また、材質によっても金額は異なります。

<金額の目安>
材質によって異なります。代表的な材質を例に挙げていきたいと思います。
いずれも欠損歯が1本で3本連結のブリッジの場合の“1本の金額”になります。
・ハイブリッドセラミック(プラスチック) 約5万円
・メタルボンド(セラミックと金属) 約10万円
・オールセラミック 約12万円
・ゴールド 約10万円

注意点として、自費診療と保険診療は組み合わせる事ができません。
例えば、「前の方の目立つ歯を白い歯で作り、目立たない部分は保険の金属で…」というような作り方はできません。
また1つの歯、1つの治療に対し、一連の治療は全て自費診療になります。
ブリッジ本体の金額に加えて、診査費用約3万円+歯の根の治療約5万〜12万円+歯の土台約2万円(1本あたり)が加算されます。
ブリッジは保険適用の条件が複雑です。

5.ブリッジに代わる治療法

歯を失ってしまった場合の治療法は、他に、取り外し式の入れ歯を作成する方法や、インプラント治療をする方法があります。
ブリッジの利点・欠点・治療費を踏まえた上で、これらの治療方法も選択するのも、方法の1つです。
それぞれの特徴として、取り外し式の入れ歯の場合は、両隣の歯を削らずに済みますが、装着時に違和感が出やすいのが難点です。
インプラント治療は、顎の骨に歯の根の代わりになる人工歯根を打ち込む外科治療です。自分の歯に近い感覚で使用する事ができます。ただし、高額になり1本あたりおよそ30万円からになります。
それぞれに利点・欠点がありますので、ご自分に合った方法を選択するのが良いでしょう。

6.ブリッジを長持ちさせるために必要なこと

ブリッジ治療を選択した場合に、大切な事があります。それは、ブリッジを長持ちさせるためにきちんとケアをする事です。
ブリッジは、取り外し式の入れ歯と違い、常につけたままの状態です。周囲に汚れが溜まりやすいので、虫歯や歯周病を発症し悪化させてしまう事があります。
悪化すると、ブリッジを支えている支台歯に悪影響を及ぼし、ブリッジが装着できない状態になる事や、支台歯も抜かなければならない状態になる事があります。
そうなると、次々と自分の歯を失う事になりかねません。
ブリッジには、通常の歯ブラシと併用して、歯間ブラシを使う事が大切です。
人工の歯(実際には歯がない箇所)の下は、特に汚れが溜まりやすいので、隙間の広さに応じた歯間ブラシを使用するようにしましょう。
スカスカに入る歯間ブラシより少し抵抗を感じる程度の大きさが調度良いサイズです。
適切な歯間ブラシのサイズと使用方法は、歯科医師・歯科衛生士の診断を受けていただく事をオススメします。そして、普段落としきれない汚れは、歯科医院でクリーニングなどのメインテナンスを定期的に受けるようにしましょう。

まとめ

ブリッジ治療には、利点・欠点があります。ブリッジの利点である安価な点を重視するのであれば、保険適用内でできるかを確認する必要があります。
白く審美面に優れた被せものを希望する場合には、ブリッジは自費治療になり高額になります。その場合は、違和感の少ないインプラントを入れる方が安価になる場合もあります。
歯を失ってしまった場合、放置するのは良くありませんので、いずれかの治療方法を選択する事になります。歯を希望する治療法について、納得をして治療を受けるようにしましょう。

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【監修・執筆】ハイライフ編集部監修

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